【内科】睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなり、それによってさまざまな日常生活に障害を引き起こす疾患です。また、最近では睡眠時無呼吸症候群が心不全、不整脈、高血圧、脳卒中、糖尿病等の合併症のリスクが高まることも判明しています。

睡眠時無呼吸症候群の病態には大きく分けて3タイプあります。その多くは上気道(空気の通り道)が塞がるまたは部分的に狭くなる事で起こる閉塞型睡眠時無呼吸症候群です。夜間に繰り返し起こる無呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生し身体に悪影響をおよぼすとともに睡眠を妨げ日中の眠気を増加させます。

 

主な病状

いびきをかく

日中の強い眠気(重大な自動車事故の発生により社会問題化しています)

■倦怠感・頭重

■何度もトイレに起きる

■寝汗をかく、寝相が悪い

■集中力・記憶力の低下

■いつも疲労感がある

■起床時の頭痛

■苦しくて目が覚める

■口が渇く

 

気になる病状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

 

ご自宅にて簡易睡眠検査(簡易検査は保険適用となり初診の場合は3割負担の方で概算で約3500円程度となります)後、再診して頂き、結果を説明します。

 

無呼吸の程度により、C-PAP(持続陽圧呼吸療法)装置による治療を開始とします。

また、必要に応じて、専門の検査施設に入院して確定診断を行います。日中の眠気や倦怠感、頭重感、夜中に何度もトイレに起きてしまったり、いびきが酷い場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

 

当院においては、ご来院頂き問診をして予約を取って頂き、自宅に、簡易検査器具を発送します。

 

簡易睡眠検査(ご自宅での検査)

  1. 鼻センサー:呼吸状態の把握、いびきの有無
  2. 肺センサー:呼吸状態の把握、無呼吸の鑑別
  3. パルスオキシメーター:血液中の酸素濃度の測定、脈拍数の測定

 

検査結果の見本(サンプル)

※検査実施日の1週間後にご受診いただき医師が結果についてご説明いたします。

 

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