今日は、スギ花粉症の免疫療法のお話です。
スギ花粉症は、通常1月〜5月中旬頃に、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの辛い症状が見られます。
通常は薬物療法でアレルギー症状を緩和しますが、免疫療法は、根本的な体質改善が期待できます。
つまり、アレルギーの薬を飲んだり、点眼薬、点鼻薬をしなくても辛い花粉症の時期を乗り切ることができるようになります。
免疫療法は、少しずつアレルゲンを投与し、体をアレルゲンに慣らしていく治療法です。
スギ花粉が飛んでいる時期は、アレルゲンに対する体の反応が過敏になっているので、スギ花粉が飛んでいない今のような時期に治療を開始します。
3年以上に渡って、毎日1錠内服しますが、当院で投与している患者さんの経過から、個人差はありますが、花粉症の症状がだいぶ楽になっている印象です。
5歳のお子様から投与出来ますので、相談だけでも気軽に受診してください。